【レポート】大会最終日。ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチとのラストゲーム、3位決定戦・中国戦は今夜19時ティップオフ!
2017年6月7日
「東アジアバスケットボール選手権大会2017兼 FIBA ASIAカップ2017 東アジア地区予選)」は最終日。
本日、6月7日(水) 19:00より、長野市真島総合スポーツアリーナ(ホワイトリング)にて、「AKATSUKI FIVE」男子日本代表チームは3位決定戦を中国と対戦。このゲームが、昨年12月よりヘッドコーチ不在期間中を務めたルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(JABテクニカルアドバイザー)とともに戦うラストゲームとなります。最終戦を勝利で飾って表彰台に立てるよう、気持ちを切り替えて全力で挑まねばなりません。
昨年12月、来日したばかりのパヴィチェヴィッチ ヘッドコーチは3つのミッションを掲げました。
(1) 2020年東京オリンピックへ向け、日本のトップ選手をテスト・評価
(2) 高いスタンダードの確立(世界レベルへの引き上げ)
(3) FIBA ASIAカップ2017への出場権獲得(東アジア予選 5位以上)
1つ目についてはこれまで毎月強化合宿を実施し、3つ目は今大会を通じて既に達成しています。2つ目にある「高いスタンダードの確立」へ向けて日本代表が前進しているかどうか──今日の試合で試されます。
今回の中国代表は21歳以下の若い選手たちで構成されていますが、平均身長200cmの大きなチームに変わりはありません。昨日の準決勝では、韓国に延長戦の末、104-106で敗れました。しかし第4ピリオド終盤、高さを生かしてリバウンドを取ると、大きな選手たちもトランジション速くコートを走り、一気に追い上げた爆発力は脅威です。リバウンドは日本にとって長年の課題であり、昨日のチャイニーズ・タイペイ戦でも日本の31本に対し相手に46本も奪われ、大きく差を開かれています。特に21本も取られたオフェンスリバウンドが敗因となりました。
国際大会に出れば日本は小さいチームであり、ディフェンスから勝機を見出さなければなりません。「それができるチームでもある」とパヴィチェヴィッチ ヘッドコーチは信じ、強化を行なってきました。それが初戦の韓国戦では出来たからこそ、勝利につながったわけです。日本のディフェンスとしてベースになるべく徹底してきた「INTENSITY(プレイと気持ちの両面の激しさ)」「AGGRESSIVE(攻撃性・積極性)」「SOLIDNESS(ミスをしない堅さ)」をあらためてコート上で表現し、パヴィチェヴィッチ ヘッドコーチに教わってきた集大成を見せることができれば、自ずと勝利を掴み取ることができるはずです。
選手たちはB.LEAGUEシーズン中から合宿を行い、チャンピオンシップの喜びや悔しさに浸ることなく日本代表に合流し、今大会に向けて努力を続けてきました。目標に掲げた優勝には届かなかった悔しい大会となりましたが、もう1試合、ラストゲームが残っています。パヴィチェヴィッチ ヘッドコーチに成長した姿を見せ、勝利して大会を締めくくれるよう、気持ちと身体を準備して最終戦に向かいます。
東アジアチャンピオンを決める決勝戦「韓国vsチャイニーズ・タイペイ」は16:45ティップオフ。
大会最終日、チケットは好評発売中です。当日券販売は14:45より開始し、開場時間は15:15になります。ぜひ会場や「スポナビライブ」「J SPORTS」の生中継でご覧ください。
【関連リンク】
・東アジアバスケットボール選手権大会2017 大会特設サイト
・シャトルバス運行のお知らせ(長野駅⇔ホワイトリング)
・スポナビライブでLIVE配信決定のお知らせ(2017年5月26日発信)
・テレビ放送決定のお知らせ(2017年5月29日発信)